公務員の仕事は、「安定」や「社会的信用」が手に入る一方で、
その仕事スタイルが性格に合わずに苦しむ人も多い仕事です。
この記事を読んでほしい人
- どういう人が公務員に向いているか知りたい
- 公務員を辞めようと考えている
公務員に向いていない人の特徴7選
私は6年間地方公務員として働いたけど、性格が全然あわなかった…
現在公務員として働いているけれど、なんかモヤモヤしているという方は、
もしかすると性格の不一致が原因かもしれません。
原因がわかれば、少しはすっきりするかも!
ということで、私が気づいた、公務員に向いていない人の特徴を7つご紹介します。
1.変化を楽しめない人
公務員の仕事は、社会や制度の変化に常に対応していかなければなりません。
部署にもよりますが、法改正のたびに新しい法律の内容を覚えたり、
書類の細かな修正をしなければならないこともしばしば…
さらに異動が頻繁にあるので、せっかく頑張って仕事を覚えても
慣れた頃には、次の新しい仕事を覚えなければなりません。
異動に関していえば、仕事だけではなく、人間関係も変わりますね。
異動があるたびに、色々な人と関わることができることは、魅力の一つでもありますが、
変わるたびに、新しい人間関係を築かなければなりません。
人が変われば、職場内の雰囲気もガラリと変わってしまいます。
ですので、新しい状況や変化に対応できる、柔軟性がとても大切だと思います。
あまり変化を好まない人には、公務員の仕事は向いていません。
2.仕事にやりがいを求めすぎる人
公務員の仕事は、社会や地域への貢献度はとても高いです。
私も、自分の担当した行事がニュースや新聞で取り上げられた時は嬉しかったです!
しかし、事業規模が大きいだけに、個人的な業績や成果が明確に表れることは少ないです。
また、公務員の仕事は、各業務が個人の担当者に付随していることが多いです。
そのため、チーム戦というよりは、個人戦の要素が強いです。
チームで協力して達成感を得ることでやりがいを感じるタイプの方には、向いていないでしょう。
3.安定よりも挑戦したいと考える人
私は地方公務員として働いていましたが、その時によく聞いた言葉は、
これまでの前例はどうか?あと、他の自治体はどうか?
という言葉です。
もちろん前例踏襲はとても大切なことです。
しかし、私が働いていて感じたことは、
新しいことに挑戦しようとする人が少ないということです。
自分の仕事が増えないように、できるだけ新しいことはしないという印象を受けたこともありました。
もちろん、挑戦的な人もたくさんいらっしゃいますので、人それぞれです!
それぞれの人が、自分に合った部署に異動できれば、その力を生かすことができるのですが、
みんなの希望を叶えることは難しいです。
常に、新しいチャレンジや成長の機会を求めるような方には、物足りなさを感じることがあると思います。
4.専門スキルを身に着けたい人
事務系公務員の仕事は、一般的な知識やスキルが重要ですが、
一般職の人にとっては、特定の専門スキルを身につけることが非常に難しいです。
一番の原因は、やはり異動が頻繁にあることだと思います。
せっかくスキルを身につけたとしても、異動で全く関係のない部署に行くこともしばしばあります。
元々、何か好きなことややりたいことがあって、公務員になった方にとっては、
異動があることで、まったく興味のない部署に行ってしまい、
やる気をなくしてしまう方も多いのではないでしょうか。
私の周りには、公務員を辞めて、民間企業に就職したいと思っても、
専門スキルがないかた難しいと言って、嘆いている人がいるのも現状です。
5.スピード重視で大雑把な人
行政仕事はルールや手続きを守り、正確な判断を重視することが求められます。
正確さとあわせてスピード感も大切ではありますが、
多くの方の個人情報を扱う仕事など、ミスが許されない仕事も多々あります。
そのため、細かい作業や手順を確認するのが苦手で、
何事も感覚や勢いで進めてしまうような人にとっては、この仕事スタイルが合いません。
大雑把、かつ細かい作業が苦手な私には、あまりあいませんでした。
ゆっくり丁寧に仕事ができる人でないと、仕事にやりづらさを感じてしまいます。
6.同じ作業の繰り返しが苦手な人
部署によりますが、同じ作業や手続きのルーティンを繰り返す仕事も少なくありません。
私は、新型コロナウイルス感染症が流行していたときに、一時的に療養施設との連絡調整業務をしたことがありましたが、
毎日同じ作業の繰り返しで、つらくてたまりませんでした。
そのとき、私には同じ作業を繰り返す仕事は向いていないと、やっと認識しました…
常に何か新しいことをしたい人や刺激が欲しい人にとっては、
部署異動がはずれると、かなり苦しいのではないでしょうか。
7.暇が苦手で常に何かしたい人
どの仕事も同じですが、行政の仕事は、担当者によって、業務量がかなり違うこともあります。
また、仕事が個人に付随しているため、忙しい人と余裕がある人で、
はっきりと分かれている印象でした。
チームで同じ仕事を行う場合は、大変な人の仕事を割り振ることもできますが、
個人に仕事が付随すると、他の人にすぐ分担ができず、
結局、同じ課内でも、特定の人ばかりが忙しい業務をしているという状態になってしまいます。
私は幸いにも、そのような忙しい部署に行くことはなかったのですが、
逆に時間にかなり余裕があり、物足りなさを感じることが多かったです。
それが私にとっては苦痛でした。
時間に余裕があると、定時では帰れるのですが、その分給料は伸びません…
私は短大卒扱いだったので、残業をしないと、手取り給料がかなり低かったです。
さらに、副業が禁止なので、有給休暇を取ってもそんなにすることはなく、
暇な時間がつらいと思うようになったんです。
私と同じように、常に何かをしていたい人にとっては、
業務分担によっては、ストレスを感じることがあるかもしれません。
おわりに
これらの特徴が一つでも当てはまる場合は、
公務員として働きづらさを感じてしまうことがあるかもしれません。
私は、これらすべてが当てはまっていました。
自分の性格に合わず、続けていても、だんだんと仕事がつらくなってしまったんです。
実際に私が辞めるときの退職の流れについては、こちらにまとめています。
公務員の仕事は多岐にわたり、部署によってやることや仕事のスタイルも全く異なります。
部署異動の結果、自分に合わない仕事にあたってしまうと、毎日辛さを感じてしまうこともあるかもしれません。
しかし、辛いときは一人で抱え込まずに、周りに相談してみることも大切です。
自分の本当の気持ちを知りたい方、やりたいことを見つけたい方は、ぜひこちらもチェックしてみてください!